J四郎

レディ・ガイのJ四郎のレビュー・感想・評価

レディ・ガイ(2016年製作の映画)
3.0
男の殺し屋が強制的に性転換させられ女性に。その復讐を描いた奇抜なアクション映画です。監督は意外にも「ストリート・オブ・ファイヤー」等のウォルター・ヒルでした。

主演のミシェル・ロドリゲスは男性だった頃も演じています。特殊メイクなのかCGなのか素っ裸のシーンもあって、ガイな部分もぶら下がっておりました。でも男装は結構不自然だったな~。彼女は元からその辺のヤワな野郎どもより男前なんで、性転換後の女性の体の方がカッコ良いです。って書いててヤヤコシイなオイ。

強制的性転換っていうドえらい嫌がらせをする医者役がシガニー・ウィーバー。彼女はこの殺し屋を女性にする事で人生の再スタートを切らせ救ってやるわいな~とかイカれた思想を持ってまして。この人の回想シーンでストーリーが進行するパートがあるんですが、これがかったるいのなんの。

こんな目に合わせたヤツらは皆殺しじゃ~!と息巻くミシェルさんですが、この復讐劇がまた面白くない。えらくアッサリと射殺シーンがあるだけです。バカ映画っぽい設定ですが話もヘンにシリアスなミステリー仕立てなんで中途半端で退屈。キル・ビルみたいにバカでも痛快な感じにしてくれりゃあねぇ。

まるで出来の悪いグラフィックノベルみたいな映画ですので、ミシェル・ロドリゲスのヘアヌードの拝める珍品アクションを観たい人以外は手を出さないほうが時間を有効に使えますぜ?
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