分からないし、腑に落ちない映画でした。
分からない理由は2つあります。
①単に説明不足で、物語の細かい展開が理解できない。
②教養が無いと、舞台背景や隠喩、作者の意図が理解できない。
しかも面白くない。
ぜんぜん分からないから、評論家の解説を読んだりして理解に努めます。
難解な『2001年宇宙の旅』とか『エヴァンゲリオン』なんかも解説を読めば、なるほどー!とスッキリするんですが、本作はそれでも腑に落ちない。
なぜスッキリしないかと言うと、作者の意図を裏付けるだけの情報が映画の中に不足しているからだと思いますね。
上映時間が長い割にヒントが少なすぎるんですよ。
ヒントもなしに難問を解けと言われ、悪戦苦闘の果てに答えは導き出せず、聞かされた答えにも納得がいかないという辛さ。
そんな感じですね。
難しいことを簡単に説明するのって難しいんだけど、それにしても本作は不親切が過ぎるかなぁ。
わざと観る者の教養を試すようなインテリ糞野郎ですね、本作は。
「君、ドイツ赤軍くらい知ってるよね?あぁん?」みたいな笑