タイレンジャー

モールスのタイレンジャーのレビュー・感想・評価

モールス(2010年製作の映画)
4.5
スウェーデン版と比較して
神秘性ダウン
親しみやすさアップ

舞台を「歴史の浅い」米国に移したことにより、北欧特有の静謐さ・文学性は薄れる。

引き換えに一部設定を簡略化したことと、より親しみやすさを狙った通り、切なさは増してます。

変な改変をしなかったリメイクの良作。

本作の狙いはクロエちゃん起用でも明らか。
美少女過ぎず、神秘性はゼロ、健康そうな顔は吸血鬼っぽくない。
彼女の普通っぽさが、感情移入のしやすい「はつ恋」要素を強調できてるのかなと。

スウェーデン版のボカシ騒動のあった例の設定はやはり本作と彼女は合わないので、外したのは納得。