ブン

DESTINY 鎌倉ものがたりのブンのネタバレレビュー・内容・結末

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

楽しい世界観が見られて楽しかった。起承転結という意味でも、最後は一気に黄泉の世界に行って実は昔からの運命で・・・みたいな畳み掛けも楽しかった。だけど・・・強い敵「夫婦(めおと)となるのだぁ〜!」理想の嫁「くっ、、、涙にじむ」みたいなノリがキモいというかなんか古典的すぎてつまんなーい!となりました。

結局戦うのは旦那で、嫁は優しい。優しくしてたから、回り回って貧乏神にも助けられて。二人の力が重なって敵を倒せた!っていうのはいいけど・・・。いんだけどーも!てか貧乏神いつくるいつくる!?って思ってちゃんと来てくれた時は「来てくれてありがとう!」となった。

せっかくイメージ通りのものが出てくるのに、竹刀と木造の門って!ほんで、アキコがなんで特別見初められたんだろう?っていうのも。ピュアで優しくていい子なのはわかったけど・・・。

最近そういうことを考えすぎてるからかもしれないけど、やっぱりイメージしたことしか具現化できないっていうのは、誰しもあると思うから、結局男女の役割とかも、こーいうの見て自然に刷り込まれてきたなぁ、今まで、って自分の昔とかを振り返って思ったりした。こういうエンタメから受ける影響って大きいよなぁ。ってね。だからどう、ってわけじゃないし、自分に作品を作る力があるわけじゃなくて、ただのうのうと享受してるだけだから作ってる人がどうっていうことでもないけど、明らかにそういう影響ってあるよな・・・・っていう。

あと、魔界霊界の話って面白いよね。長年人々が築き上げたエネルギーのようなものを感じる。私はそーいうのは感じられない方だけど、きっとそういう力の積み重ねでパワー的なものが具現化するって、ありだと思うし、感じられる人がいるっていうのも納得できる。

だからこそ、そのエネルギーってなんだろう、みたいな。自然とできるっていうよりも、人々の意思みたいな。なぜその時代にその考え方が必要だったんだろう、みたいな。そういう勉強したいんだったな・・・私は。だけど今は心も体もしんどいから「何もしたくない」なんだよな。早く回復したい。
ブン

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