ブン

蜜蜂と遠雷のブンのネタバレレビュー・内容・結末

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

正直、ピアノの世界のことは全然知らないから、何がどのレベルですごくて、描かれてるレベルが何かとかはよくわからないけど、ピアノやオーケストラの音楽の圧に圧倒されて、なんかすごい!!!という圧倒感があり、それが、なんやかんやに充足感のようなものとなり「よいものをみたのだな」となった。

なのある師匠の元で研鑽をつみ、完璧と称されるエースが優勝し、生活に根ざした28歳の異色のプロフィールの彼は落選し、海外の著名な音楽家が推薦する異端児の謎少年は入賞し3位の成績をおさめるという、ある意味、少年マンガのような下剋上は全く起こらないんだけど、なのにちゃんとドラマティックというか、それぞれのキャラを愛せる感じになってるのがすごい好感ある話だなぁと思った。

はっきりとしたことはわからないけど、あきらかに、こう、ピアノの演奏を通してわかり合い変化していく主人公たちが、いいなぁ!と思った。その道を進むもの、その道を愛するもの同士で分かち合える様は尊くて、なんか、あこがれるよね。いいよね。

松坂桃李がハロプロのコンサートに行っているとリークされて週刊誌に載った時、絶対松岡茉優の影響だ!!!と歓喜に沸き立っていた私がググった際にこの作品での共演を目にして確信に変わったけど、実はそうじゃなくて映画「あの頃。」の役作りのためだったという嬉しい誤解が発覚し、結論的に松坂桃李はハロオタだ、というかんがえに至った私からすると、いつかはこの作品を見なきゃ!と思ってたのでようやくみれてよかった。プロフィール的にあんまり影響し合わないのかなぁ?って途中まで、少し残念におもいながら観進めてたが、ちゃんと、しっかり繋がっている点がありうれしくおもった!

松岡茉優、すごいよな、、毎回思うけど、あ!ただのハロオタじゃなくて女優さんだ!となる。

どこまであてふりなのかまではわからんけど、ある程度は演奏できるようにやってるよね?ぜったい。すごい!テレビ番組でモーニング娘。のメンバーに挑戦!といいパフォーマンスしてたときもすごいとおもったが、すごい人よね。形態模写する際のツボをおさえるのがうまいのか、そのかんがいいのか、努力がすごいのか。わからんけど。すばらしいよね。てか全員だけど、ピアノの演奏ってほんますごいよね。

そう思うと一度ピアニストになった松岡茉優ちゃんからみて、小林萌花ちゃんはどううってるのかなぁ?とか逆にほのぴはこの映画のことどう感じてるかなぁ?とかいろいろかんがえた。

プロになれなかった人は教師になるくらいしかない、的なセリフを斉藤由貴がいったとき「ほのぴはアイドルになり、バースデーイベントでガチ演奏を披露するなどしオタクたちの度肝をぬいているぞ」という謎の誇らしい感情が湧いてきた。

映画の話にもどるけど英語成分が多いのも見やすさの一員かな?なんかこう、くどくなりがちな要素(人を評価したり、そういう慣習的な説明的な)を英語にしてくれたので、なんか軽めに見れたような気がする。

あとは!あの、えー、ジュンくん?やったね?あの少年ね。かわいすぎか!となり、あのこにいわれたら、世界が鳴ってる!とかいわれても「ほぉー!」という気持ちになり白けずにすんですごくよかった!ピュア!!だけどアロンアルファで傷を治すのはよくないのでは?!とそこは気になった。

あと!芹澤さんがでてきた瞬間に「あ、ハロオタがまたここにも」となり、この映画はハロメンという解釈にいたった。
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