井中カエルand物語るカメ

DESTINY 鎌倉ものがたりの井中カエルand物語るカメのレビュー・感想・評価

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)
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山崎貴ほどに評価の割れる監督もそうそういないだろう
邦画界では大ヒットを連発、賞レースでも評価されるなどの名誉は十分すぎるほどなのにもかかわらず、一部の映画ファンからは蛇蝎のごとく嫌われている

確かに彼の作品に作家性は感じられない
ただ、あくまでも山崎貴は白組の社員であって、そのCGのクオリティをどこまで上げるか、何を表現できるのか? を追求しているだけに過ぎないのではないか?
(想像です)

本作は確かに評価が分かれる部分はあれど、概ね肯定的なものが多い印象だ
難はあるが、どの世代も楽しめる一品だろう
ただ、やはりあの邦画界に残る超有名作を模したシーンは多く、そこに山崎貴の作家性は感じにくい

しかし本作を観ると彼にはこの手の人情ドラマが合っているのではないか? という思いはある
CGも海外の大資本映画に比べれば劣るものの、邦画としては近年かなり力が入っており、この先が楽しみになる部分もあった

万人向けの作品として無難な作品に仕上がっているのではないだろうか?

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