Moeka

テオレマのMoekaのレビュー・感想・評価

テオレマ(1968年製作の映画)
3.8
『故に神、荒野より民を導きたまえり』誤った安泰から抜け出すきっかけを与えてくれた聖性と官能を併せ持つ青年はエホヴァの使者であった。所有概念を放棄する。パゾリーニによるブルジョワ批判と現代の家族の崩壊。荒涼とした風景が人間の心情を表している。心象風景を表すシュールに見える描写が多々続き台詞自体にパゾリーニの思想が入りまくりなためやはり観るのは難解。青年を演じる獣にも天使にも見えるテレンススタンプ万歳!ちなむと郵便屋の青年はパゾリーニの愛人です
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