このレビューはネタバレを含みます
このテーマなら、現実に起こった事件をもとにじゃなくてもいいんじゃない?
蛇足なキャラもいるんじゃない?とちょっと思っちゃいつつも。
愛するとは、どういうことか?をひとりの女の思いを通して問い続ける。絶対的なものに焦がれる彼女の「愛の哲学」とやらは夢みがちな女の子のものだし、破綻しているのだよ(痛々しい恋愛を経験した女からの投稿w)。自己中でナルシシズムが入った「愛」とやらだよね。作中で主人公の女はクールにふるまうが、好きな男の妻とか出てくると、面白いぐらいに狼狽しちゃう。
だけど、その若々しさ、愚かさ、がゆえの切実さ、切実な言葉の、笑っちゃうほどまっすぐな言葉のすばらしさ。恥をかくぞ、という感じのまっすぐさ、、、。