かつての天才卓球少女と引退したボクサーがひょんなことから卓球のダブルスを組み、宿敵(かなり個人的だけど)に挑むというストーリー。
地味だけど古沢脚本らしい意外な真相の提示もあり、きっちりまとまっていてよかった。ただどうしようもなく気になったのが、日本人が卓球でメダル取り、国内プロリーグまで発足した昨今だと、正直この映画の卓球シーンは現実のそれに完全に置いてきぼりを食らっている印象。まあ競技のダイナミックさや妙味を楽しむような映画ではまったくないので、素直に新垣結衣の可愛さを堪能していればいい(のかもしれない)。