KUJIRA

クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的のKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

いきなりクマムシみたいな怪しげな微生物の画像が次々と流れる。ホラーを借りたつもりは無いが。
オープニング明けの最初、流れるようなワンカットに目を奪われる。大半の登場人物も登場している。一見の価値あり。
バルってバーと喫茶店のミックスみたいなものか。1人店から出た客が狙撃される。助けに行った男も射殺。その死体がいつのまにか消えてしまう。その後の密室内でのサスペンスは相当面白い。
宇宙人なのか夢オチなのかウィルスで隔離されたのか。この中にテロリストがいるのかなど。ドタバタしていて人間模様も描かれている。上質な密室サスペンスなのだが、中盤以降は下降して行く。
ウィルス感染による隔離だと判明してからは、話が破綻してしまう。そもそも、いきなり狙撃する隔離ってあるだろうか。一軒隔離する為に、街全体の市民を避難させた後でタイヤに火を放ち火事を装う。この順番がおかしい。
地下に閉じ込められてからは、酷さが加速する。オバちゃんの足の引っ張りようがイライラする。店に火を放たれたのに、扉を開けようとして手を火傷する。ウィルスのワクチンを下水に落とす。ありえない。
ホームレスも凄い。終始訳の分からないことを叫んでいる。下水の小さな穴に入ろうとするが穴にはまって抜けられなくなる。もうパッと見で入れる大きさじゃない。銃を持ってからは独裁振りを発揮。安っぽいホラー映画になって行く。
冒頭以外の見所はヒロイン。とても綺麗でスタイルも良い。パンチラがあったり、上下下着姿になったりでサービス満点。
サブタイトルを見ると狙撃手が重要な役割を担っていそうだが、1秒たりとも出て来ない。
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