KUJIRA

デューン 砂の惑星PART2のKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

IMAX鑑賞

前作に続き、作品世界に没入出来たので満点。

砂の表現やサンドワーム、機械類など大概の設定は前作と変わらず。
今作では、砂漠の民の文化が掘り下げられている。

やっぱりサンドワームに乗りたい。
夢がある。ロマンだ。

他所者に厳しいフレメン達だが、受け入れると懐が深い。
0か100かの人付き合い。
村八分が辛い世界。

レジスタンス活動も異民族の信頼を勝ち取るのも順調に進み過ぎる。
けど楽しいから良い。

南へ行くと大事なチャミを失う。
でも、行かないと状況を打破出来ない。
その葛藤が長いが、動き出したらサクサク進む。

失うの意味が死だとミスリードしておいて、皇帝の娘を娶る。
チャミと同じ戸惑いを感じた気がする。

命ある限り愛している。
直後、目の前で他の女と結婚宣言。
サイコ野郎だ。

星の命運、戦争の行方、家系の存続、ハルコンネン家への復讐。
大きい要素が複雑に絡んだ状況故に、ポールの思考を察し難い。
何が正解かも分からない。

加えて魔女の血が入り、歴代婆さんが頭ん中でゴチャゴチャ騒ぐ。

ポールの野望なのか、魔女連中の思惑通りなのか。イマイチ分からず。

皇帝の権威や戦力が謎過ぎる。
連れて来る連中が少ない。

お前クビねって言ったら廃位になる皇帝とは?
お前の娘もらうから俺皇帝ねって言ったら即位出来る皇帝とは?

そりゃ他の貴族達が認める訳が無い。
じゃあ戦争じゃあ、の流れで終幕。
何だか区切りが悪い。
もしやパート3?

何でも実力行使って、それじゃあ廃位にした皇帝より酷い。
…と言うバッドエンドだったりして。

こうして史上最悪の皇帝が生まれた。
その予兆に気付いたのはチャミだけ。
何かヤダなぁ〜。

キャストが素晴らしい。
正に貴公子ティモシー シャラメ。
変幻自在のハビエル バルデム。
激渋ジョシュ ブローリン。
途轍も無く嫌な奴にしか見えないオースティン バトラー。

女性陣も豪華。
ゼンデイヤの野生的な魅力。
レベッカ ファーガソンの気高き美しさ。
フローレンス ピューの聡明な目力。
レア セドゥの圧倒的な妖艶さ。
未来の妹らしき女性も良い。
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