このレビューはネタバレを含みます
なんでこの映画は上映禁止になったんでしたっけ？面白さだけでいえば、相当面白いのに。赤ちゃんのあれ？
監督の構成、演出が凄まじかった。来客の厚かましさがエスカレートしていく様子は観ているこちらもとても不快になり、ジェニファー側の視点でストレスがどんどん積層されていく。「うちの家にいきなり上がり込んできたくせに、なにその態度」感は本当に妙。この点で国境越えて共感されられるとは思いもしませんでした。
途中からはもうホラー。なんでこんな人が集まってくるのやら夫なんなのやら、というか来客にもですがこの夫にいちばん腹が立ったわけですよなんつっても。平気な顔して、自分を賞賛するファンに強く言えないものだから（その理由もうまい）妻がそのシワ寄せを喰らう。産まれたての赤ちゃんも殺されて？しまう。なんで夫は死なずにまた新しい似たような女がきれいになった家のベッドに寝ているのと思うのだが、あの家はそういう家で、フィクションの物語とはこの夫同様都合がいいということなのでしょう。冒頭のシーンも最後を見て納得。家のデザインもどこかキューブリック的で最高。
ジェニファーローレンスとても良かったですが、ジャケットのビジュアルは嫌い。世界一かっこいい名前、ミシェルファイファーはいまあんな感じなんですね。エドハリスー！てなった。
