高槻まりお

マザー!の高槻まりおのネタバレレビュー・内容・結末

マザー!(2017年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

目が回るほどに主人公をドアップにして映すため、主人公がストレスを感じるたびに見てるこちらも息が荒くなる。

ご丁寧にも聖書をなぞったストーリー。でもかなり胸糞悪く撮ってます。これ信者的には低評価ですよね??

奥さんが主人公に罵るシーンはいるの?あれでかなり気分悪くなりました。

旦那が来て肋骨抜かれて奥さんが来て
りんご壊して追放されてSEX
息子が達が喧嘩して殺人

なんか途中トイレで心臓?流すシーンがありましたね。あれはハビエルの心臓かな。

ここまではなかなか楽しめましたが
その後はもう少し突拍子がないようにして欲しかった。

聖書かいて熱狂的信者ができて...
ここからはメタフィクション。
「おまえらのやってる事はこんな突拍子もないメチャクチャな事なんだぞ?」と言いたいんでしょうね。

信者さえも盲目で自分勝手
人間全てがよそ者であり邪魔者

母なる大地はそっとして欲しいだけなんですね。
これ以上破壊しないで欲しいという叫びが最近の異常気象とリンクしててなかなか怖いです。

壁を黄色にしてみたらホッとして
ストレスたまったら水を黄色にしてホッとして
(同じ瓶ですよね?棚の場所は違うけどラベルも違うけど同じ瓶と蓋)
黄色に固執してるから緑に塗られると怒ってしまう。なぜ黄色なのか...。そして捨てなければよかったのに。

ホスティアの代わりに本当にキリストの肉を喰らう信者達。これはグロい。

ブチギレた主人公を業火で自らも焼き払い
愛を捧げ生き絶えます。

神?が満面の笑みで愛を置くと元どおりに。
何度も何度も同じ過ちを繰り返してたんですね。

でも何度も繰り返せないのが現実。。。
なかなか息の詰まる映画でした。