このレビューはネタバレを含みます
冒頭の引き込まれ感が物凄くいい。最後まで疾走感あって、そしてラストは、うーん、なんだこれは。。。死にたい。。という作品でした。
原作は日本の漫画なんですねえ。知らなかった。さらにハリウッドリメイクされてたのですね。スパイク・リーか。知らなかった。ほーん。
ラストの流れが自分の中で納得いってなくて、なんでかなと思ってました。自己分析の結果、全体的な構造としては物凄く良くできているのだが心情描写が物足りなかったんだと思います。
つまり、自分の娘を誘拐される前にどれくらい大事にしていたかの表現がほぼないため、ラストの、実はあの女は。。。〜慟哭の流れがあまりしっくり来なかったのですよね。
またはあの敵役の、どれくらい深く姉を愛していたかの描写があんまりないため、なんでこれをやったかがしっくりこない。
でもその流れを丁寧にしてしまうと、あの前半の疾走感がなくなってしまうのでそれはそれで。。。映画って難しいな、と思うわけです。
うだうだ言いましたけど、いやしかしいい映画でした。ラストの、あのどす黒い笑顔なのか泣いてるのかの表情だけでお腹いっぱいです。