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7Wish セブン・ウィッシュのGreenTのレビュー・感想・評価

7Wish セブン・ウィッシュ(2017年製作の映画)
2.0
ダメ過ぎて笑っちゃうと言われていたけど、まあ良くあるB級ティーン・ホラーじゃない?って思いました。

クレア(ジョーイ・キング)は冴えない女子高生。お父さんはゴミ漁りをして生活していて、家も貧しい。

どうもお父さんはサクソフォンを演奏するミュージシャン、お母さんは絵画をたしなむアート一家みたいなんだけど、クレアが子供のときにお母さんが自殺し、それ以降お父さんは音楽を止め、ゴミ漁りが家業になった?(笑)

ウィキにはゴミ漁りは趣味って書いてあったけど、仕事は何しているのか良くわからない。あ!因みにこの恥ずかしいお父さんを演じるのがライアン・フィリップ!!!!

お父さんはゴミの中から、中国語が彫刻された不思議な木箱を見つけ、学校で中国語の授業を取っているクレアに「お誕生日には早いけど」とプレセントしてくれる。

ゴミとか貰っても!!

クレアは「人気者のブロンド・ビッチ」に虐められていて、「あの女の身体が腐っていけばいいのに!」と願ったら、本当にこのビッチの身体が腐り始め、入院してしまう。

同時に、木箱は勝手に開いて音楽を演奏し始め、オルゴールだということが分かる。しかし木箱が音楽を演奏するたびに、クレアの身近な人も死んでいく・・・・

つまり、木箱はクレアの望みを叶えてくれるんだけど、その代償も支払わなくてはならない。

んで、これをクレアは知ってか知らずか、木箱にお願いを始め、まずは片思いしていた学校一番のハンサム、ポールを振り向かせ、お母さん側のおじいちゃん?が死んだときはその遺産相続人になり、一気に金持ちになる!

まずこのじいさんが死んだのは、クレアの望みの犠牲者になったから。それなのに、訃報を受け取ったときクレアは「遺産を受け取れますように」と願う!!

あと、近所の仲良くしているおばさんを演じるのがあの『ツイン・ピークス』でオードリーを演じたシェリリン・フィン!

最近では『ジョニデの初恋の人』と自称していた。知らなかった〜。

このおばさんは、キッチンのフードプロセッサーに長い髪が絡まって死ぬ(笑)

クレアは中国語の先生に木箱の漢字を読んでと頼むが「これは古文なので、学者じゃないと解らない」と言われる。するとクラスメイトの中国系、ライアンが「僕のお姉さんが古代中国のカルチャーにハマってるので頼んであげる」とか言われる。

この中国人の姉弟もそうだけど、クレアの親友の1人が黒人と韓国人のハーフだったり、学校の人気者のビッチとかも、そこはかとなくアジア系の血が入ってそうな、なんかアジア関連の人たちが作った話なのかなあ?

と思ったらジョン・R・レオネッティ監督は、ジェームズ・ワンの作品で撮影監督をしたこともある人らしく、やっぱそうなんだ。因みに脚本を書いた人Barbara Marshallは50代の黒人女性で、ユーチューブで映画レビューしている人によると「ティーンの実態を全く知らない人が書いたような脚本なので、調べちゃった」と言ってた。

クレアとライアンが仲良くなる理由が、2人共マルチ・ユニバースに興味があるとか、ライアンのお姉さんが、「古代中国に興味がある、ロフトに住んでるヒップスター」とか、ゴミ漁りしているお父さんがジャズ・ミュージシャンで、クレアの友達が「あなたのお父さん、ホットね!」って言うとか、「あり得ない!」とバカウケしていた。

この人たちのレビューが面白くて観た映画は、ヒドすぎて途中で止めちゃうことが多いんだけど(レビューの方が映画より面白い典型的な例)、今回は他に観たいものもなく、ユーチューブの無料映画に上がってて「あ!Wish Upon だ!」って観てしまったけど、最後まで観れたからまあ言うほどヒドイとは思わなかった。

ただ、ホラーと言うには怖いシーンもないし、血も出ないし、ドラマチックなことは何も起こらない。唯一エンディングがドラマチックっちゃあドラマチックかな?

私はライアン・フィリップが今やこんな役を演ってるのか!ってそれが一番ショッキングでしたよ。私はファンじゃなかったけど、昔すごい女の子に人気あった記憶があるので。
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