「7つ」
「願いを叶える」
というワードを予告編で見てドラゴンボールみたいだなぁ、と感じて興味をもった作品。
全然違う内容なんですけどね。
シェンロンは願いを1つ叶えてくれるのに対し、こちらは7つも叶えてくれるという大盤振る舞い。
その変わりに願いが叶うたびに偶然か必然か、身のまわりで不幸ごとが起こる。
といった具合です。
主人公の欲望の貪欲さが徐々にエスカレートしていく様は見ていて腹が立ってくるでしょう。
友人すらもあっさり見捨てて欲望を優先するというクズっぷり。
自ら積極的に嫌われていくスタイルを貫くのはある意味清々しいのかな(笑
むしろこの作品の唯一の善意である同級生の中国人が隠れ主人公。
あまり知らない役者ですが、名前的にキー・ホン・リーっていう人かな？
この人だけは絶対に死なないでー！！
と思いながら観てました。
リーさんがどうなったかは実際に観て確認してください。
浅くもなければ深くもないので、夜中にふらっとコンビニに寄る感覚で観れると思います。
別に怖くもないのでホラー苦手な方でも安心してみれます。
箱のオルゴールは不気味な音色ですが……。
ただ願いを叶える箱の現象は起きても、この箱自体の事は何一つ解決してないので、仮に続編があるとすれば次はそこに焦点を当てるべきでしょうね。
もしくはがらっと趣向を変えて、死に方を派手にするか、悪霊系にして直接対決するか……。
あ、悪霊系は好きではないのでそれになれば観ないですけど(笑
