『ハガレンの直後に鑑賞したので評価はサイコー!』
AVに出るコトで存在価値を見出す女性。夫とはセックスレスで言いたい事も言えない堅物な真面目な自分を変えたくてAV出演を考える女性。母親が元AV女優だった女子高生。3つのエピソードがAVをテーマに進んでいく…
「64」などで知られる瀬々監督がポルノ作品を手掛けた経験を活かして現役AV女優の紗倉まなの原作を実写映画した作品。
予告などを見ていて気になっていた作品。
良い邦画って、こういうのだよなぁという作品でした。出演者も演技しているように見えないくらい自然だし。無駄に音楽で煽らないし。若手女優とベテラン俳優陣のバランスが素晴らしくて良かった。
いつまでも入っていられるお風呂みたいな感じ。決して大きな起伏があるような物語ではないですが静かに、それでいて確実に響いてくる作品。
伏線とは、こういうコトだよと言う感じにスカッとする形ではなくサラッと回収するのも粋だなぁ。
いわゆるAVをお金を稼ぐための手段と言う安易な手段としてではなく描けているのも好感が持てるし。
後半にかけて、まとまっていくストーリーもイイ。
コレは、もっと評価されて多くの人に見られて欲しい良作。