掛谷拓也

ビブリア古書堂の事件手帖の掛谷拓也のレビュー・感想・評価

ビブリア古書堂の事件手帖(2018年製作の映画)
2.6
同名のライトノベルが原作。過去には剛力彩芽主演でドラマ化。原作ライトノベルは既刊8巻で読了。主人公栞子さんのイメージが剛力彩芽と合わずドラマは未見。

北鎌倉駅前の古書店が舞台の古書にまつわるミステリー。主人公栞子さんのキャラクターが魅力的。黒木華は適役。北鎌倉の古い木造の古書店に朝の柔らかい日差しが入り古書の並ぶ書棚が照らされているシーンなど本好きの心はくすぐられる。

夏目漱石「それから」、太宰治「晩年」にまつまり、主人公たちの祖父母の代に遡る家族史に関するストーリー展開。確か原作にはなかった東出昌大と夏帆の不倫話がベタで陳腐でつまらない。あ、でも東出昌大の不倫話はタイムリー。