2020年4月14日
『あしたは最高のはじまり』2016年フランス・イギリス制作
監督、ユーゴ・ジェラン。
南フランスのコートダジュール。
サミュエル(オマール・シー)は観光客相手に気楽に
過ごしていた。
ある日、昨年に一時的に関係をもった女性クリスティン
が現れ、サミュエルの子供だと言って、生後3か月の
赤ちゃんを無理やりサミュエルに渡していなくなる。
自分では育てられないと、サミュエルはクリスティンを
探してロンドンに行く。
探し回るが見つからず、途方に暮れている時に、
映画会社のベルニー(アントワーヌ・ベルトラン)と
知り合い、居候となり、仕事も斡旋してもらう。
そして、8年が過ぎて・・・
赤ちゃん→グロリア(グロリア・コルストン)の為の部屋の
インテリアが凄い!!
滑り台やら象さんの大型クッションもあり、楽しい部屋だ。
更に、リビングのソファーの後ろの壁に映し出す街の夜景が
雰囲気抜群で真似たくなる。
サミュエルとグロリアの二人がダンスする場面は、とても
楽しそう💛
全ては、娘グロリアが笑って楽しく過ごせるようにという、
サミュエルの愛情の体現なのよね。
心底、いつも楽しそうにしているグロリアの、反転する
ラストは悲しすぎる。
崖を飛ぶより、厳しい試練がある。
が、希望のある終わり方。
暗く落ち込むよりも、未来に希望をもって
明日は新しい一日の始まりよ、という励ますような、
それがこの映画の意図するところかな。
コートダジュールの空は青く明るい。
心に染み入るラスト。3回観た。
エンディングの曲がいいね♡Leon Bridges の「River」
2013年のメキシコ映画『Instructions Not Included』
(「説明書無し」の意)のリメイクである。
原題の「Demain Tout Commence」は「明日は新しい一日」
という意味。
監督ジェランの祖母がよく口にしていた言葉。
(この項、Wikipediaより抜粋)