こたつムービー

孤狼の血のこたつムービーのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
-
レビューの高評価もわかるし頷くが、オレは腹6.5部目。食い足りんのぉ。。
前提として志高く、俳優の熱も伝わってくる。そこはそうなんだけど。

オレは「キレる役所広司」が超大好きなんで、全然っ物足りない。たんぽぽ、シャブ極道、一連黒沢作品、渇き。、狂気のハラミ具合は過去を超えていない。この企画、せめてもう10年は前に彼にやらせたかった、観ててそう感じた。少しよいよいの物分かりのいいお年頃に突入してしまった…

この映画は期待し「シナリオ」読んでから作品観てるから、その期待と自分のイメージが先行してしまったのかもしれない。が、竹野内豊・江口洋介と艶っぽく好きな俳優へのワクワクも期待を超えてくれなかった。竹野内はあんなに「大友勝利」をトレースする必要はなくねえか? もったいないし、ファンとして物足りない。もっと竹野内豊でやってくれと思った。それにシナリオ上の「厨房」の方が(イメージとして)最高にクールな江口と松坂がそこにいたよ。エグっちゃんもやろうとしすぎ。

それとセリフ録音。ここも往年の東映ヤクザものを(わるく)踏襲している。つまり「聴き取りづらい」。それ自体は飲むが粋な台詞もなんかこう、流れて立たず気味。あ、すべってる、って印象。それは演出だが。

リアルタイムでみんなスジおえたの? オレはシナリオ読んでてよかったなって思った。もちろんよいこな、つまらん説明台詞増やして?、では全くない!が、原作またはシナリオを読んでるとわかりいい。そういう意味ではリアルタイムでビンビンくる「トレーニングデイ」のスゴさをどうしても思い出しもするんだよ

食い足りないと筆も伸びる
オレは、だが、腹6.5部目だったなぁ