コーディー

人生はシネマティック!のコーディーのレビュー・感想・評価

人生はシネマティック!(2016年製作の映画)
3.6
1940年ロンドン、戦時中の疲弊気味な国の士気を高めるための映画製作。思いがけず才能を開花させ脚本家として参加する事になった女性カトリン、プロパガンダの圧力の中での譲れないプライド、観客を感動させたいという作り手の想いが様々な難題を克服させ、そして皆の想いはひとつに〜

ダンケルクの撤退作戦を題材にした映画製作。事実にだいぶ盛ってでも熱いドラマにしろ〜なお偉いさんと辻褄合わせて映画としての質を高める製作陣のやりとりを時にコミカルに描きながらも空爆が日常的に起こる戦時中の緊迫や唐突に人が死ぬ虚しさ、映画とは違うこれもまた人生。

アメリカへ向けたなかなか強引なねじ込みや皮肉った部分も垣間見えたりw急場の連続のような製作も楽しい。映画を愛する人ならグッとくるセリフもあったし、政治的なものがあろうと人が映画を観て笑ったり泣いたりする感情はいつの時代も変わらんなと。

まあかなり唐突過ぎるとこもあったけど面白かったです。ジェマ美しかった!