りんごチャン

ソウルメイト/七月と安生のりんごチャンのレビュー・感想・評価

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)
4.5
観終わったあとの充足感。素晴らしかった!

優等生の七月(チーユエ)と自由奔放な安生(アンシェン)。13歳の時学校の軍事訓練(女子も必修らしい)で出会った二人はそれ以降お互いの知己を得ることに。数年後その二人の仲に家明(ジアミン)という男が加わり友情関係に綻びが生じはじめる。ふ〜ん、三角関係か...と予想してたら違うんですね。

物語は13歳から26歳までのアンシェンとの出来事を大人になったチーユエが書いているネット小説に沿って進んで行く。過去と現在と小説の描写の切り替わりが不自然でなく滑らか。非常に観やすくて本当に小説を読んでいるようだった。綺麗事だけの友情物語でないストーリーに多いに共感できた。辛辣なセリフも良かったですね。チーユエ役とアンシェン役の女優さんの熱演にも拍手喝采。また観たいな。

2017大阪アジアン映画祭ABC賞受賞作品