月に降り立つという偉業ではなく、ファーストマンのアームストロング船長個人にフォーカスを当てた作品。寡黙で感情を表に出さないアームストロング。何考えてるのかよく分からないアームストロングの月に行くことの思いが分かるラストは感動的。ただ、あまりにも感情を出さなすぎなのでラストの行動も唐突な感じはした。
アームストロングの目線で語られることで、宇宙飛行士としてロケットに乗ることで得られる感動に緊張、不安、ひとつのミスで死が迫るという恐怖をこちらも体感する。宇宙に行くシーンは少しの音すら気になり、ずっと息がつまる。宇宙飛行体感映画としてすごい。
カメラを使い分けて当時の雰囲気を出した映像。IMAXで撮られた月のシーンの壮大さ。このシーンの違いによる感動を体感するためにも映画館で見た方がいい。英語の字幕も古い感じで、日本語字幕もそれに合わせて古い感じにしてるのも良かった。