つう

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめのつうのレビュー・感想・評価

4.0
『この話、実は実話なんですよ。ハイ、ここ笑うトコですからw』

パキスタン生まれで家族と一緒にアメリカに移住したクメイルはコメディアンとして細々と活動していた。週末には家族と過ごし、その度にお見合い相手を紹介されては断る生活を過ごしていた。そんな時、自分のライブに観に来ていたエミリーと出会い、次第に恋に落ちるのだが…

監督はマイケル・ショウォルター。

主演と脚本を手掛けたのはクメイル・ナンジアニ。本人役として好演した。

保守的なムスリムな家族の下で過ごしてきたパキスタン人のクメイルとアメリカ人のエミリーとの苦悩を描いた実話を映画化した作品。

ユーモアを交えながらも展開自体はシリアス。宗教と家族の間で揺れるクメイルの姿は良かったし。ハートフルでクスっとできるのもイイ。

そして、自身が脚本書いてるのにコメディアンとして面白くしてないのも好感がもてる。

きっと英語やアメリカのスタンドアップコメディに明るいなら、もっと楽しめたと思えたけれど、今の状態でも十分に面白い。

個人的にはハンバーガーショップの件は、メッチャ良かった。
あの店員の子。ジュラシックワールドでもボンクラスタッフ感出しててホント、好きだわw

チョット笑えてチョット泣ける。下手に感動を煽らない等身大の作品。
いいのに出会えたと感じれる映画でした。
つう

つう