これは松岡茉優が最高！凄かった。
映画も面白かったが、何よりも松岡茉優の演技の素晴らしさが印象に残った。
以前から演技に定評があったと思うが今回は主演で思う存分、喜怒哀楽という言葉では収まりきらない繊細かつ多様な感情表現を見せていた。場面ごとに違っていて一つとして同じものは無かった。ここまでできる俳優が他にどれだけいるだろうか。
先日、平昌五輪後の会見で羽生結弦が、表現、芸術とは明らかに正しい技術、徹底された基礎によって裏付けされたものだということを語っていたのを思い出した。
松岡茉優の場合も同じように物凄い技術の上にあの表現があるのだろうなと思った。演技のことなんて全くわからない素人の考えだが…。
映画の後半、歌唱シーンの演技はまるでフィギュアスケートの連続回転ジャンプのような技の畳み掛けを見せられた感覚で圧倒されてしまった。
他の追随を許さない松岡無双、もう主演女優賞ではなく金メダルをあげたくなった。
そんな圧巻の演技だった。と思う。
