「名前を知らない…」
おれは映画にはまると「実在性」みたいな現象が起きる。
映画というものは…もちろん頭では役者が監督の演出のもとに演じて作られたフィクションだと分かってるんだけど…その映画の結末などに関係なく登場人物たちがこの世界のどこかに今でも実在しているという感覚が身体に染み込んでしまうのだ。
マックスやウォーボーイズたちは今日もフューリーロードを爆走しているし…トラヴィスは今日もニューヨークの街でタクシーを流している…
寅さんは今日も日本のどこかをあのトランク抱えて歩いているのだろう…
そんな感じ…
松岡茉優という人…おれの中でこの「実在感」をよく起こす人…すごい女優の誕生におれらは立ち会っているのかも知れない😁💦
おれが最初に彼女を意識したのは「桐島部活やめるってよ」…東出の彼女役…あまりの上手さにほんとに嫌な奴なんじゃないかと思わせる演技…すごく性格は悪いけど頭は切れる…スゴかったですね💦桐島を傑作にした一因には間違いない。
そしてパルムドールの「万引き家族」…
上手いとかいうよりもその役に命を吹き込む奇跡の演技力。
この「勝手にふるえてろ」はそんな松岡茉優のほぼ一人芝居を見てるように…彼女を満喫できる…やっぱすごい「実在感」東京のどこかに間違いなく彼女が今日も生きてる感じが残ってる😁💦
フレディには本気で笑ったし、彼女の泣き声は今でも耳から離れません😁💦