ロード・オブ・ザ・リング Ⅰ
久しぶりに観たのですが、
これ、凄い映画です。
冒頭の世界観のモノローグから、
ホビット村の楽しく和気藹々としたファンタジー世界へ。
掴みがしっかりしてます。
美術とかヘアメイク、スタイリングとかとても良い、そのおかげで世界観がとてもよく出来上がってる。
いま観てもCGや合成感はほぼ感じないし、
とても2001年の映画とは思えなかった！
ストーリーも、これは長尺版だけれど無駄なんて無かったと思う。
丁寧に描いているし、地味に足されているカットも気にならない、自然。
あと、これは今だから気付けたのですが、
カメラワークがとてつもなく良いです！はい！
基本的には世界観を見せるために引き絵で、自然を見せるんですけど。
その中にいる人物見せ方が良い。
CGだろうけれど、“裂け谷”のところは手前から馬に乗ったエルフが映ったりしていて、ただの情景では無く、人が生きている神秘さを感じられる。
ライティングもバッチリ決めてるところはガチガチにやっている感じがした！
ボヤキですが、近年の日本の映画ってエキストラの使い方・魅せ方とか世界観の作り方が下手かも？
時代物の映画とか観ても、感覚的に遠く及ばないなっと思ってしまった…。
あぁでも、“乱”は凄い記憶がある！
