ピッツア橋本

ドラゴンへの道のピッツア橋本のレビュー・感想・評価

ドラゴンへの道(1972年製作の映画)
4.3
"They named Chinese boxing!"

ハリウッド進出前のブルースリーのカンフー映画。
「Don't think,feel」や踏ん付けた後の悲哀の顔などなど、ブルースリーといえばコレ!という名ゼリフ名シーンの数々は『燃えよ!ドラゴン』。本作の次の作品に詰まっている。

自分も記憶が混同していて、どうやら本作『ドラゴンへの道』は観た気でいたけど初見であった。

カンフーの事をチャイニーズボクシングと言っているのがとても印象的。

きっとブルースリーの動きを見て
「awesome!これは英語じゃ当てはめれない!響きもオリエンタルだし"カンフー"でいこう!」
ってなったんじゃないかなと妄想する。

シナリオ的にはそこまで要らないはずの、クライマックスバトル直前のリーのウォームアップ。

広背筋が翼のように美しく躍動する。
筋繊維一本一本が今みても彫刻のように美しく無駄がない。
ラスボスの白人よりも圧倒的に厚みは無いのに凄みが違う。負けるイメージが全くない。

殴り合いの白兵戦だけじゃなくて、ヌンチャクや針を飛ばすなどのお茶目なギミックがあったのも新鮮。

永遠の男の強さや憧れが閉じ込められた一本。
ピッツア橋本

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