あけび

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイスのあけびのレビュー・感想・評価

4.2
自分の幸せを他人が測ることはできない

そんなことを痛感した映画です

邦画タイトルに騙されますが
冒頭、震える手で絵筆を握るモードの姿から、この話は違うぞと感じます

幸せや愛の形は人それぞれ

正直にいうと私はラストまでエベレットを許せませんでした。
確実なるDV、私なら耐えられません。

でもモードは、
初めて出会った時にお茶を入れ、途中まで送ってくれた彼の
その無愛想で横暴な態度の奥底にある思いやりを最初から見出していたのだと思います。

彼の愛を信じ続け、徐々に互いの関係に暖かさが満ちていく様子は本当に…見事です
ささいな生活の中にある、微妙な優しさと愛に泣かされました

主演がサラホーキンスとイーサンホークの時点で信頼度高かったですが、映画の中の人生を生き抜いていて、ただただ圧倒されました。
おすすめです。
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