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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイスのmajiziのレビュー・感想・評価

4.0
孤独なふたりの距離が近づくにつれて、私も幸せな気持ちになれた。

身体に障害があっても、タバコを吸いクラブに行ってお酒飲んだり、絵を描くことで生きる喜びに能動的なモード。

彼女は自立を望み、粗暴で不器用なエベレットの住み込みの家政婦となる。

モードが主人公だけど、彼女と共に人生を歩んだエベレットの話でもあるなと感じた。孤児という出自、時代や環境の厳しさの中、ただ愚直に生きてきた頑固者。

二人はぶつかりながらも日々を築いていく。あまりほのぼのタッチじゃないのがいい。

モードの絵が売れだしても、ど田舎で慎ましく暮らすふたり。豊かな生活とは、幸せとは何かを考えさせられる作品でした。

とにかく、主演二人の演技がとても素敵だったー!
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