デトロイトのslowのレビュー・感想・評価

流れていたのは涙の血か。意思の疎通を図ろうとさえしない、人種差別の非道さ。
持つ者と持たざる者が衝突を繰り返していた、1967年デトロイト。この不条理劇が実話であるという衝撃。そして、残念ながら時を経てもなお、この劇が上演中であるということに危機感を持ち、私たちはこの追撃を受け止めねばならない。