このレビューはネタバレを含みます
めちゃくちゃ期待して見た。期待を越えなかった。
デルトロ、綺麗に映したい、不穏に映したいが強すぎて、肝心のロマンスをおざなりにするところがある気がする。弱者対強者を際立たせすぎて、色々とおざなり。
生き物、つぶらな瞳で可愛い。
卵あげるシーンとか、音楽教えるシーンが凄い好きなだけに、もっとそういうシーン増やせよ!と思った。
ジジイずっと役に立たなくてめっちゃ腹立つ……。黒人の人はいい人。
生き物がどれだけの言葉を知ってるのか分からなすぎるし、生き物がどこまでの知識があるのかわからなすぎて、2人の関係性の変化がイマイチ掴めない。
生き物とイライザが心通わせるシーンが美しかっただけに、2人が体の関係になるのが無理すぎた。確かに、序盤のシーンでイライザの欠かさぬオナニーシーンが出てたので、その後に生き物との性的関係を持つことは映画としては違和感はない。ただ、生き物にとって、イライザとは初めての人間であり、すなわち母といっても過言ではない。知識も全てイライザから教わっている。そんな赤子のような存在と、体で愛を育むという行為が気持ち悪かった。体で愛を育むことも、何も知らない生物に愛を教えることも美しい行為だが、この関係性で体の関係になるのは歪だと思った。
最後のシーンが美しすぎるキスシーンすぎて、ずっとこれでいけよ!ってなった。生き返らせるんだろうなとは思ったが、川に飛び込んだ瞬間「え!」と驚いた。
喉治して喋らせるのかと思ったら、エラ呼吸?にしてただけかい。イライザ靴めっちゃ好きだったのに最後脱げてくの美しかった。
最後のシーンのような関係性がずっと続くなら、この作品を好きになれたかもしれない。
周りが美しすぎる!と言いすぎて期待しすぎた。確かに、最後のシーンは美しい。でもそれ以外は、そうでも無い。