hirogon

シェイプ・オブ・ウォーターのhirogonのレビュー・感想・評価

4.0
チラシの印象的なシーン。
それは、映画を見終わった後も記憶に残る美しいシーンでした。

声が出ないイライザと謎の水棲生物との愛の物語。

本作では、サリー・ホーキンスがあっさり脱いでいて、パディントンのお母さんのイメージがまだ残っているので、見たくないものを見てしまった感じもあります...。

研究所の清掃員として働くイライザ(サリー・ホーキンス)とゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)。ゼルダは声の出ないイライザの心強い友人。
ある日、研究所にアマゾンで捕らえられた妙な生き物が運ばれてくる。
水陸で生存可能な生物として、軍事的研究価値が高いと考えられていた。警備責任者のストリックランド(マイケル・シャノン)は、その生き物に対して虐待的仕打ちを行っていた。

そんな仕打ちを目撃したイライザは、その生き物と次第に心を通わせていく。
言葉によるコミュニケーションを前提としないからこそ通いあう感情。
お互いに目や仕草から相手の気持ちを直感的に感じとっていく。

研究所内では生体解剖するかどうかで意見が分かれていたが、解剖することが決定したことを聞いたイライザは彼の救出を考える。そこに、ロシアのスパイも絡んで話が展開していき…。

人間同士ではない、よりプリミティブな愛情を描いた本作。
二人は、お互いの何に惹かれたのか?どう感じるかは、見る人ごとに異なると思います。私はそんなに感情移入せずに、少し引いた感じで見ていました。

ラストには、あのチラシのシーンに繋がる劇的なストーリーが待っています。
その後が気になります!
hirogon

hirogon