吉田ジャスティスカツヲ

アメリカン・アサシンの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

アメリカン・アサシン(2017年製作の映画)
4.3
【エモい】


スパイ業界は非情な世界とされていますが、本作の面白いところは【主人公の行動原理が私怨】でしかない部分。
これ、スパイ映画であり、復讐劇でもあります。


メイズランナーでは線の細い、大丈夫かなぁって印象があったディランオブライエン。
今回は執念のギラつきを匂わせつつ主人公を熱演。

対する【テイラーキッチュも私怨全開で攻めてくる】うえに、
主人公にしつこく”私情は捨てろ!”
と教えてきた上官も、とある際に感情があらわに。

そんなテンションの高まりがスリルを高めてくれますよ👍


これまで吉田が観た中で例えると【復讐心を抱くスパイという部分で、007:慰めの報酬が一番近い】かなぁと。

でもハードボイルドなボンドに対して、こちらは感情の爆発に遠慮がありません。

”アメリカの暗殺者”は、エモいのです。



ん〜🤫減点要素としては…
特にアクションシーンの既視感バリバリであること。

キャプテンアメリカを何度も観た私としては、撮り方が上手いとは思えない。
また、ジョン・ウィックを何度も観た私としては、主人公が強そうとは思えない。