バムセ

オー・ルーシー!のバムセのネタバレレビュー・内容・結末

オー・ルーシー!(2017年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

冒頭のショッキングなシーンに心を掴まれ、あっという間に鑑賞しました。
コミカルさの中に散りばめられた、乾いた笑い、不快さ、哀しみ、人の温かさ、様々な感情表現を演じた寺島さんをはじめ、演者さんたち、素晴らしかったです👏🏼

中年の独身女性会社員が、とにかく痛いのです。別に独身でも仕事や趣味に情熱を持っているならいいのですが、散らかっている自宅の部屋を見る限り、精神的にギリギリの様子。会社の飲み会での悪態は、最悪でした。

そこに自由に輝いている姪っ子ちゃんが絡んできて、英会話教師の米国人男性との出会いで、良い方向に向かうと思いましたが・・・過去に出来事に禍根を匂わす姪っ子の母である姉と確執、そして主人公が行った姪っ子への最悪な仕打ち。地獄の展開続きは、きつかったですね😔

そんなボロボロの主人公を救うだろうと思われるラスト。
呉美保監督作「きみはいい子」でも触れられていましたが、ハグって乾いた心を溶かす効果があるのだなって再認識しました。
救われる心があるのですから、コロナ収束しないかな?って思いました😔
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