このレビューはネタバレを含みます
原作未読。予告編と杉咲花さん主演と予備知識だけで鑑賞。辛い描写が満載でしんどい作品でした。
冒頭の高台から海を見下ろす素晴らしいロケーションに見た事ある景色だなぁと思っていたら、海辺のシーンで佐賀関であると確信してテンションが上がりました。過去に縁がある大分の地です。
お話の方は、児童虐待、ヤングケアラー、格差カップル、DV、LGBTQといった問題をこれでもかと詰め込んでいて、しんどいです。問題提起するにしても尺の都合もあるのでしょうから、少し、説明台詞に頼り過ぎている感じもしました。悪人も分かりやすい描かれ方で残念。丁寧に描いて欲しかったです。ラストもクジラ登場のシーンで終わって欲しかったです。あのまま、ヒロインが育てる事は無理があるだろって突っ込みに対しての配慮なのでしょうが。
ここでも杉咲さんは流石の存在感で、他を圧倒していました。対して、宮沢さんの仰々しい演技は苦手でした。