新次の因縁の宿敵山本裕二を好演した山田裕貴、戦隊モノ出身で、その相手がライダー出身の菅田将暉というのもなかなか乙。ボクシングシーンが様になってて岸監督の演出見事。エロい社長役高橋和也が品なくノリノリで愉快。トレーナー役のでんでんも相変わらずの存在感。破滅臭プンプンの鬱屈した話をみんなイキイキと演じてるなぁ。女優陣皆良い脱ぎっぷり。相模ゴムが協賛してて、前作以上に健全な濡れ場多数。健二と彼女にはぜひ繋がって欲しかった。セコンドで応援するように見守ったあんなベッドシーンは他にない。2代目会長がいかにも2代目っぽくてナイスキャスティング。健二とのゲイ展開を予想したが、具体的にその表現は無し。新次に対する健二の想いはなんなのか、よく分からない。やはり愛かな？健二が新次との思い出の包帯見つめる度、つられてなんか切なくなる。クライマックスの二人が闘う狂気の試合の最後は心の中で「やめろ!」と叫んでタオルなげてましたね。殴り続ける彼と製作者に。やりすぎだから。
