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ボヘミアン・ラプソディのnnのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.0
昨日、夫と「ボヘミアンラプソディー」IMAX鑑賞。
夫が隣で涙を拭うのが気になって結局泣かないワタクシって中二病・・・

いや、だいぶ遅れをとったということもある。
いろんなところで感動の嵐で、もう3回見た!4回見た!まだ見に行くつもりだ!てなことを聞き、ライブのようだとかそりゃもういろんな感動した話を聞いて、感動しないのは人として如何なものかと思われそうという恐怖感。
そんなことよりワタクシはやはり洋楽を嗜んでこなかった、ビートルズもアバもクイーンもマイケルジャクソンもレディガガも知らないということだ。
いや、リアルで彼らを知らない若い世代だってめっちゃ絶賛してるっ!というなかれ!
わかる、それもわかる。知らないからこその吸収力。純粋に感動できるはず。
1ミリ知ってるがゆえの敗北感。
99知らないがゆえの無力感。
そういうのにやられてしまって素直に心を預けられない。
いっそこれがフィクションであってほしいとすら思う。
「アリー/スター誕生」がそうであって、そしてリアルっぽいというかよくある話よねという目で見て、耳にはリアルにレディガガ。
でも「ボヘミアンラプソディー」は・・・
ワタクシの苦手とする実話なのである。
もうここにフレディマーキュリーはいない。
貴方のことをワタクシもっと知るべきでしたと思ってももう遅いのである。
いっそ何も知らないという若者の目で見ようと思っても、流れてくる曲はほとんど知っているのである。
これが応援上映だったら、まるで大ファンだった顔してリズムとって拍手して「フレディ〜〜っ!」と叫ぶことができるくらいには知っているのである。
それがまたワタクシを自己嫌悪に陥らす。
と、メンドくさいことを思いながらの鑑賞となる。

さらに昨日は、諸々悪い事が重なりテンションが下がり気味になる。
遅い昼ご飯を食べながら夫と感想を語り合おうとするも、そりゃもう泣くほど感動している夫と意見の合おうはずもなく、夫の「君はクイーンを知らないからね」という、一番言っちゃダメなワードでブチ切れる。
つまらん!だから夫と映画を見るのはつまらん!
いや、おまえがつまらんのだと言われるだろうが、違う!違うのだ!
たとえ感想は違えど、同じ映画を観て色々な意見を交わすのが一緒に映画を観た後の醍醐味であろう。
それを上から目線で、あるいは「教えてやろう」的な言い方されると、「は〜っ、こう
いうのが嫌なんだ。だから最近ワタクシは試写会も一人で見るようにしてるんだ。」と心の中で悪態をつく。
って事で、2回目は一人で見に行くことにします。
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