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さよならくちびるのnnのレビュー・感想・評価

さよならくちびる(2019年製作の映画)
3.5
年末年始にテレビでやった映画を数本録りためていた。
ギックリ腰で体調不良で家事も何もかもやる気が起きない今。
今でしょう、見るのは!
と見始めた。
まずは大好きなドラマだった「Dr.コトー診療所」の映画版。
これは賛否両論あると思います。
が、ワタクシ的にはオールオッケーです。
ワタクシの持論であります「テレビくらい夢を見させてくれよ」の代表作のような、ある意味医療ドラマ界のメルヘン(ねえ、褒めてる?褒めてます)
さらには、子役だったたけひろ君役の富岡涼君の今現在を見られて、それだけで泣けた。
大きくなったねえ。まるで遠い親戚のおばちゃんである。

これとは真逆で、一切の前情報も何もなく、ただ何となく録った「さよならくちびる」
録ったことすら忘れてて、まあちょっと見てみて面白くなかったら見るのやめればいいかくらいの気持ちで見始める。
簡単に言うと・・・と簡単には言えないのでちょっと引っ張ってくる
 
路上で演奏していた孤独な若い女性の2人がデュオを組み、ライブハウスを一杯にするまでに成長する。
そんな2人を支えてきた元ホストのマネージャーの男性。順調に思われた3人の関係だったが、いつしか危うさを孕み始める。
そしてついに解散を決意した2人は、彼とともに最後の全国ツアーへと旅立つ。

で、今、こういうのを検索したりするとバンバン情報が出てくるので、そうなのか、みんな知ってることなのか、あたしだけが知らなかったのねと思うのですけどね・・・
まあそうよね、キャストが門脇麦に小松菜奈に成田凌。
これだけでマイナーな、小さな映画館で上映する映画ではない事くらい想像できるやろ!と今更ながら自分に突っ込む。
でもしかし、ワタクシとしては、ストーリー的にはインディーズだろうし地方のライブハウスを回ってるデュオという設定なんだから、劇中歌もそういう無名なデュオなりバンドなりの作品だろうと勝手に思い込んでいた。
そして、かなりの頻度で流れるからか「この歌、いいなあ、好きだなあ。映画見終わったら検索してこの歌を作った人を探してみよう」なんて思っていた。
ストーリーは、とっくに青春も愛も過ぎ去り枯れ果てたワタクシには響くはずもなく、それゆえに、ただただこの歌の事だけが気になって最後まで観たというところだ。
そして、エンドロールを見逃すな!と目を凝らして見て・・・
思わず「へ?」と声が出ました。
主題歌「さよならくちびる」は秦基博氏。
挿入歌「誰にだって訳がある」「たちまち嵐」はあいみょん。
そりゃ好きなはずだよ、わたしゃ最近のワカモンの歌はわからんが、米津玄師氏とあいみょんには一目置いておるのだ。
秦基博氏は、何かの番組でめちゃ好青年だったし、綺麗な歌声が好きだ。
が、そういう事じゃなくてさあ、ここで彼らを使うのは卑怯じゃねえかと思ってしまった。
これが商業映画なのかっ!と、誰にぶつけていいのかわからんかすかな怒りすら覚えた。
いや、全ては何も知らなかった自分が悪いんですけどね。
そして、思った以上にこの歌と、門脇麦と小松菜奈の声がマッチしてて、、、
だから尚更、無名なバンドの作品であって欲しかったという、なんなんでしょうねえこの気持ち。
インディーズにはインディーズでしょという気持ち。
そういうとこから発掘してきてくれよ、的な?

明日はちょっと気分を変えて洋画を観ようかしらね。
結構な有名どころを録画はしたものの、西洋人の顔の区別がイマイチつかないワタクシは、洋画はスタートでつまづきがち。
登場人物の顔と名前がなかなか一致しないし、悪者と主役すら間違ったりするからねえ。
見たらまたレビュー書きまーす(・・・お前のはレビューとは言わん!)
nn

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