DJ薄着

ボヘミアン・ラプソディのDJ薄着のネタバレレビュー・内容・結末

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

4回目、爆音映画祭で見た。ライブや、ライブエイドの映像は約束された最高。1979年に、いまYCAMが建ってる場所(旧山口県立体育館)でクイーンがライブしてたこともあって、今回の爆音も当時の様子を知る人が押し寄せてチケットは即日完売、客席もパンパンだった。

フレディーがセクシャリティに気付いた後は、彼が音楽を通じて疑似家族を獲得する話になっていく。メアリーとの関係性が少しずつ壊れていく様子も丁寧に描かれてる。わざわざ言葉にするほどじゃないことを言ったり、相手が無邪気に信じてることを否定するのはとても骨が折れる作業と思う。だけどそういうことを言えなくて、積み重なると関係は破綻していく。
フレディーのスタジオでメアリーの妊娠が分かってフレディーがなんてことだって言ったあと、最後タクシーの帰り際に「妊娠おめでとう今度は本心」っていうところめちゃくちゃいいシーンと思う。本心っていうか本心で必死に思おうとしてるフレディーの表情もいい。
あと再結成のとき、フレディーを一旦会議室から出して、なんで出したのって聞かれて「なんとなく」って言うところも好き。
この映画でクイーンのこと好きになった。