NAO141

ダイバージェント FINALのNAO141のレビュー・感想・評価

ダイバージェント FINAL(2016年製作の映画)
3.0
〈鳥は籠から抜け出して外の世界へと飛び立った…が、そこも結局は籠の中だった〉そんな話。う~ん、やはり微妙。

本作は製作費で1億1000万ドル程かかったようだが、世界興行収入は1億8000万ドル程…むむっ、大コケやん…。
企画当初から原作と同じで3部作として映画化される予定にはなっていたようで、3作目は前・後編の2分割にして製作されることが発表されていた(『ハリー・ポッターと死の秘宝』のように)。
しかしながら映画としては本作で終了で、後編(いわゆる4作目)は公開されぬままに終了。当然物語も中途半端に〈まだ続く〉感で終わったが、個人的には「もういいかな…」となる苦笑。

本作、邦題が『ダイバージェント FINAL』となっているのが面白い。だって、本来は〈FINAL〉ではなかったのだから。前作、前々作共にそこまでのヒットにはなっていなかったが、本場アメリカでの公開の数ヶ月後には日本でも公開されていたのに、本作はアメリカ公開から1年以上経ってから日本では公開されている。日本の映画配給会社の「どうする?日本でこのまま公開する?公開するなら本作で終わりにしてしまう?」的な声が漏れ伝わって来そうなくらい、見事なタイトルになってしまった…。

作品としては面白くなかったが、設定は好きだったなぁ。
5つの〈派閥〉
〈博学〉→知識を持つ者
〈高潔〉→正直さと秩序を重んじる者
〈平和〉→調和を好む者
〈勇敢〉→勇敢さで街を守る者
〈無欲〉→無私無欲で人に優しい者
さて、皆さんはどの派閥がいいだろうか。自分は〈高潔〉がいいなぁ笑。
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