リングとの初めての出会いは、高校生の時見たテレビのスペシャルドラマだった。
映画化される何年も前の話。正直当時ホラーを怖いと思った事がIT位しかなかったが、リングとの出会いは衝撃的だった。それから小説を買い、読み漁って、一人震え上がっていた。
成人して何年か経った頃、映画化するって話を聞き、映画館へ足を運んだ。
正直( ゚д゚)ポカーンだった。主人公の性別が何故か変えられ、しかも貞子がテレビから抜け出て襲ってくる!!
いやいやいや・・・貞子は原作では人前で姿を見せないし、ましてやテレビから抜け出たり一切しない。
全然わかってないなー。原作リングの怖さを。。
貞子が襲ってくる怖さなんてどうでもよくて、【自分や誰かを助ける為に
第三者を巻き込み死の連鎖に組み込む人間の身勝手さが生む怖さ】がリングの恐怖の正体だと思う。
ま、映画的には成功して貞子=テレビから出てくるって勝手に作られたイメージが定着し、貞子3Dなる作品まで出ている。
主人公を女に変えたのも、ホラー作品なら主人公を女にした方が映えるから変えたんだろう。
売る為のギミックが見え隠れするから、個人的にはこの映画は好みじゃない。原作の愛を感じない。
ちなみにこのリングは、後の作品で【ホラーではない】事が判明する。
それでも貞子を恐怖のアイコンにしたがる映画業界。愛が無いね。
(追記)
原作を未読の人ならそれなりに怖いホラーだとは思います。ただ原作から入った人だと違和感はあるかな。