これぞアメリカンホラー!って感じ。
死霊館シリーズは、東洋的な呪いとか怨念とかのねっとりじめじめホラーで好きだけど怖くてそう何度も観れなかったりする。
だけどこちらは、悪魔というよりもモンスターでヴァラクという存在の薄い個体キャラクターに焦点を当てているのがまたまたいい。
王道の脅かしかたがビックリするんだけど、だんだんとクセになってきて笑えてくる。
お化け屋敷に入ったかのようなアクション感にゴールのみえる希望にみちたダンジョン感も個人的にはこれはこれで好き。
めっちゃ威厳があって、悪魔を舜殺できそうな神父は全然使い物にならなくてやつらに誘き寄せられて棺桶につっこまれてひたすら叫んでるし、さらにはホラー映画にありがちななぜか猟銃で悪魔を打っ放なそうとする破天荒なフレンチくんもツボでした(笑)
なんか全体的におっちょこちょいで女子力高めな男たちに対しての見習いシスターアイリーンはなんだかカッコよくて、たくましくて可愛くて惚れ惚れしました。
いかにもなんかでそうな、お城の雰囲気やひやっとした冷たい温度感はこれまでのシリーズのなかで一番だったと思う。
乱立する十字架にお墓。城内の薄暗さや不気味なシスターたち、悪魔の入り口に通じる地下道、首吊り死体とか幻覚すべてゲームとして発売してほしいぐらい怖い(笑)
個人的にはフレンチくんがアイリーンを助けるときの袋を被された死体がぐちゃっと音をたてて血まみれになるとこはゾッとしましたね。
あと、ヴァラクの顔が怖すぎるのも良かった。慣れるまではまともに見れないくらいトラウマレベルの顔面でした。
アナベルのときは、アニメに出てくるような悪魔とか出てきちゃって冷めたからこれからもキモい顔面の幽霊が見たい!
ラストのオチは繋がりがあって、スッキリしました。
そこそこビビりな人には見やすい初心者ホラーでしたよ!
呪われた場所を探索するときは一人じゃなくてみんなでまわりなさいよと何度も怒っていました(°Д°)(°Д°)