1993年に禁止されるまで、世界中で、日本でも、原発などから出た放射性廃棄物はドラム缶に入れて、それを船からバンバン海に捨ててたのですが、ドラム缶なんて海に捨てたら、時が経てば錆びて朽ちて穴が開き、そこから放射性物質も流失しますわね。
そういうことが50年間もされてたなんて、にわかに信じ難いことです。
船から大量のドラム缶が海に投棄される映像はショッキングでした。
アメリカの核施設（長崎の原爆も生産されたプルトニウム製造工場）から漏れた放射性物質に汚染された水が、そばを流れるコロンビア川に垂れ流されて、今でもものすごい汚染されてたりとか、ソ連では、地図にも載ってなかった核施設で1957年爆発事故が起きて、でも一切公表されずに、土壌も水も食物も相当な高濃度の汚染が今も続いてるのに、近くの村の人はそういうものを食べていたりして、核や放射能自体が怖いことは言うまでもありませんが、何か起きた時に必ず隠蔽されるのは、世界共通のことで、それが怖いです。
結局、放射性廃棄物を完全に無害化することは出来ないし、処理や保管できる場所もないのにどんどん原発を稼働させ、あらためて狂気の沙汰だなって思いました。
なんか、こういうのを観ると、知らなさすぎることの怖さも感じます。
