ぴのした

グッド・タイムのぴのしたのレビュー・感想・評価

グッド・タイム(2017年製作の映画)
3.8
この疾走感。物語は悪い方、悪い方に突き進んでいくのに目が離せなくなる。

冒頭の赤い煙幕から、淡いピンクの照明といい、淡い赤色が印象的に使われる。

犬がところどころに登場するのも引っかかる。虐待から解放された犬、「俺の前世は犬だ」逃亡を手伝ってくれる犬。果たして解放されたのは兄か、弟か。

ラストも弟の言葉は一切ないのに、何を内に思っていたのかが伝わる印象的なシーンだった。そこにかぶさる無慈悲なエンドロールもオツである。