うにたべたい

レディビアード ジャスティス・ファイト ~愛と勇気とビキニと髭と~のうにたべたいのレビュー・感想・評価

2.8
ヒゲでツーテイルな女装プロレスラー「レディビアード」の、なんだろう、企画モノDVD的な?
PrimeVideoで公開されていたので見てみましたが、誰得なのか分からない100分間でした。

一応、ストーリーがあり、5歳児のレディビアードちゃん(公式設定)は、セーラー服おじさんに拾われて、孤児院「セーラーハウス」に住んでいたのですが、ある日、DDD(男色ディーノ団)が現れ、セーラー服おじさんが殺され、お友達が拉致られてしまいます。
お友達を助けるために修行に出て力をつけ、男色ディーノとストリート・プロレス・ファイトで決着をつけるというなんだこりゃ。
序盤に渋谷を中心に現れる、セーラー服おじさんが登場しますが、おじさんにせよレディビアードにせよ、あまり小さいお子様に見せていいものでは無いような気がしてならないです。
子供たちとレディビアードが一緒にキラキラ星を歌うシーンがあるのですが、レディビアードはお得意のデスボイスを披露して子供たちはドン引き。
傍から見ていてセーラー服おじさんとレディビアードが子供たちと戯れる絵柄なんてもうそれだけで胸騒ぎが止まらないですね。

ただ子供が攫われるまでは本作のプロローグのようなもので、内容のメインは修行のシーンです。
修行は番組の企画のような構成になっていて、スタッフとレディビアードが各地に行って忍者体験をしたり、バンジージャンプをしたりします。
私は別で作業をしながら流し見していたのですが、普通に面白かったと思います。
乙女なレディビアードが四つん這いになって後ろからのアングルを気にしたりするシーンがあり、思わず真顔になってしまうこともありますが、バラエティ的なノリで普通に楽しめました。
PrimeVideoのジャンルがLGBTQとなっていたので、ガチでそっちの方面にも需要があるのかもしれないです。
ラストは男色ディーノとレディビアードの一騎打ちが始まります。
なお、最初はまじめにプロレスをしているのが、途中からなぜか巨大化し、2人にそっくりの人形にバトンタッチ。
そしてセーラー服おじさんは霊体での登場となります。

うーん、女装ヒゲレスラーのレディビアードのPVとして見ると、怖がるレディビアードや戦うレディビアード、あんなレディビアードこんなレディビアードが1本で楽しめる非常に優秀な作品と言えるのかもしれません。
そうでも無い方はそもそも見ないんじゃないかな。