『この映画を観てイイのは総集編だと覚悟のあるヤツだけだ!』
世界一の大国「神聖ブリタニア帝国」は日本に侵攻。占領下に置く。日本はエリア11と名前を変えた。ブリタニアの皇子でありながら身分を隠していたルルーシュは謎の少女C.C.と出会いギアスという力を手にして世界を変えていくのだった…
00年代を代表するコードギアスのTVアニメの総集編3部作の第1弾。
新規カットを含みながらアフレコは新規録音。
「コードギアス」も10年前の作品。そう考えるとテレビシリーズを観ていないという方に「コードギアス」の入門編としては満足度の高いモノになっている。
これは良し悪しがあるが作画が粗い。恐らくTVサイズならば気にならないのだが映画の大画面になると、どうしても目立ってしまう。
そこがあまり気にならないのがロボットモノでありながらストーリーで引っ張っていくのがメインだからだろう。
そのストーリーもこの映画から入れば特に飛び飛びだなぁと感じないようにしてある。
全容を知ってると、あと2作で収まるのか?と思うくらい序盤の黒の騎士団決起から成田攻防戦までを丁寧に描いてる。
そのため、マオのエピソードはカット。シャーリーとのエピソードもカット。シャーリーはキチンと出してるので次回作へスライドだろうと思われる。
というバランス感覚がとれた総集編という域は出なかった。
同じ総集編として上映された鬼作画の「ハイキュー」と比べてしまうと映画館で必ずしも観賞という作品ではなかった。