シヴァガミ妃が赤子を連れて逃げた経緯はそういうことだったのか！
想像していたストーリーとはちょっと違いましたが、今回も圧倒的な熱量で描かれるバーフバリの世界にどっぷりと浸りました。
本作では、前作「伝説誕生」のラストにカッタッパが語った話の真相が前半に語られます。アマレンドラ・バーフバリ、バラーラデーヴァ、シヴァガミ、デーヴァセーナらの関係が錯綜していく内容に加えて、生まれたばかりのシヴドゥことマヘンドラに繋がる物語です。
後半は、マヘンドラ・バーフバリが、バラーラデーヴァから王位を奪い返すまでのお話。
シヴァガミも人ですから判断を誤ることはあるわけです。
自分の間違いに気づいたら正すべきなのです。それをしなかったために悲劇を招いてしまうことになります。
シヴァガミは、カーラケーヤとの戦いに勝った後、マヒシュマティ王国という権威を笠に着て、武力を背景に周辺国に対して結構無理な指示や命令を出します。そして、結婚を誓うバーフバリとデーヴァセーナに対しても。
デーヴァセーナもシヴァガミの非を正すのに、あの物言いではダメです。シヴァガミのプライドを傷つけて、頑なにさせるだけなのにね。
でもそうでないと物語が進まないので（笑）
前作の流れで、シヴドゥとアヴァンティカの恋物語も入ってくるのかな？と思っていましたが、アヴァンティカは終盤の戦士としての登場場面のみなので、そこはちょっと残念。
今回の恋物語としては、アマレンドラとデーヴァセーナの出会いがメインですが、前作のシヴドゥとアヴァンティカのコンビの方が楽しめたかな。
本作は、王国の権力争いと戦闘シーンの描写が主体です。壮大な英雄譚なので、それらを描くだけで時間使ってしまう面はあります。
ただ、それ以外の”遊び”の部分は少ないので、好みは分かれるかも？
とにかく、超人的なバーフバリの活躍を楽しみましょう！
