映画『L.A.コールドケース』
面白かった！そもそも事件が入り組んでいて、登場人物が多いので集中してみないと置いてきぼりになるけど。
主人公、実在の刑事ラッセル・プールを演じるのはジョニー・デップ。相変わらず素晴らしい演技。どこぞの誰かと違って、何を観ても違う人物になりきる役者魂は素晴らしい。いろいろあったけど、ビッグ・バジェットでも復活してほしい。
事件を追う記者役にフォレスト・ウィテカー、名脇役トビー・ハスやあのマイケル・パレが共演！
今でも時々聴くラッパー、2パックとノートリアス・B.I.G.、2人の未解決殺人の真相を明らかにしていく。ギャングスタ・ラッパーではなく、ノートリアスと成功を手にしたばかりの24歳の若者の死の真相として観よう！
ジェイムズ・エルロイあたりの雰囲気も感じさせてくれるノワール。
とにかく展開に驚く！事件の真相が明らかになり、隠蔽、解明されない理由に納得のいく台詞が・・・LA怖っ！
リズミカルでパンチの効いたライムを放つ2人のラッパー。今でも色褪せない名盤。LAのスニーカー屋さんに行くと、来店したノートリアスの写真が貼ってあって、兄ちゃんがこの店にきたんだよと自慢してたな。そういえば、殺された場所はピーターセン自動車博物館前の道路。最近出来たアカデミー・ミュージアムのすぐ近く。
東西ラップ闘争、シュグ・ナイト、パフ・ダディあたりについて知って観るとよりわかりやすいと思う。映画にも出てくるロサンゼルス暴動も、当時の白人警官と黒人社会を語る上で重要な出来事。
スタンリー・カーク・バレル面白い‼
