りっく

ブラッド・ワークのりっくのレビュー・感想・評価

ブラッド・ワーク(2002年製作の映画)
3.0
ゼロ年代のイーストウッドのテーマである「老い」についての作品。
追う者と追われる者が、生かす者と生かされる者になる。
このサスペンスは年老いたイーストウッド自身を最大限生かした設定。
その「老い」を自身のやせ細った上半身を見せることで、一発で説得力を持たせる。

謎解きの過程等は十分に楽しめる。
ただし、もう少し犯人の変態性や執拗さを描くべきだった。
『恐怖のメロディ』のような犯人像を期待していたのだが。
りっく

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